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翻訳者

原爆投下は、たった一語の誤訳が原因だった!?

今回は、国内における同時通訳の草分け的存在でもある鳥飼玖美子・立教大学教授の著書『歴史を変えた誤訳』(新潮文庫)から興味深いエピソードをご紹介したいと思います。 時は第二次世界大戦も終盤を迎えた1945年7月26日。アメリカ合衆国、中華民国およびイギリスの首脳は大日本帝国に対して、全日本軍の無条件降伏などを含めた13カ条からなるポツダム宣言(英語原文(PDF)、外務省訳、原題日本語訳)を発し、受諾しない場合は「迅速且つ完全なる壊滅あるのみ」とスゴみました。

日米和親条約の誤訳が歴史を動かした?

よくある話ですが……。アメリカに初めて行ったとき、税関で“alien”と書かれた列に並ばされて、「私は本当にこの列にいていいのだろうか?」とたいへん不安に思った経験があります。英語もあまり話せず、しかも生まれて初めての海外旅行でした。その後、税関の“alien (外国人/宇宙人)”の冗談話を何度も聞かされ、困惑したのは私だけではなかったのだと知って、少しホッとしたのを覚えています。

翻訳スキルを向上させる5つのヒント

言語は常に進化しています。毎年発表される流行語を見てもわかる通り、新たな言葉が表れては消え、また表れます。言葉は時々に応じて、状況により適合した言葉へと変化してもいきます。翻訳も、常に変化していく言語に対応していくことを求められる繊細な仕事です。翻訳者もまた、プロとして生き残るには、言葉とともに「成長」していかなければならないのです。 今回は、フリーランスや企業専属の翻訳者が実際に行っている、翻訳スキルを向上させるための5つのヒントを紹介しましょう。 1 …

最も翻訳が難しい研究領域とは?

医学や化学など自然科学、いわゆるサイエンスと呼ばれる分野の論文より、人類学や社会学など、人文・社会科学系学問の論文のほうが、翻訳や校正に時間がかかる傾向があります。これは、文章が端的で論点を1つひとつたどりやすいサイエンスの論文に比べ、人文・社会科学系論文は、文章が饒舌になりがちなことに起因するともいえます。

「専門性のある」翻訳者になろう!

「翻訳をする際に、翻訳者に求められることは何ですか?」――。 この話題になると、必ずと言っていいほど挙がるのが、「翻訳する言語と翻訳する先の言語双方にネイティブレベルの流暢さがあること」、「双方の言語を使用する国の文化をよく理解していること」ではないでしょうか。しかし、翻訳する文書が専門性の高いものである場合、これだけでは足りません。もう一つ求められるのが「該当する分野の専門性を有していること」です。今回は、これがなぜ必須だと言われるのかに迫ります。 ■ …

日本独特の概念の英訳:「ぬるま湯体質ってどう訳す?

日本語から英語への翻訳をしていてしばしば困るのが、冗談と日本語独特の概念です。冗談というものは、思いのほかその社会にとって当たり前であることが反映されていることが多く、日本人の間では何の問題もなく通じるオチも、文化の違う英語圏の人にわかってもらおうとすると、何がどうして面白いのか、歴史や文化や生活形式を長々と説明せざるをえなくなることがあります。2ページにもまたがって説明を終えた後のオチでは、冗談の面白さも半分以下になっていまいます。

日英・英日翻訳はどうして大変なのか

英語で苦労している方は必見です。私たち日本人が英語を習得するのに苦労しているのと同様に、英語圏の人たちも日本語の習得に苦労しています。彼らは日本語を、世界でも有数の難解な言語として捉えているようです。それは双方の言語の文法の構造も違えば、文字も違うからです。…

「翻訳」を構成する3つのT

ある言語を他の言語に置き換える際の手法は、一般的に「翻訳(Translation)」と言われますが、Tから始まる3つの英単語に分類できるとも言われます。トランスレーション(Translation)、トランスリタレーション(Transliteration)、トランスクリエーション(Transcreation)の3つです。それぞれの違いがわかると、文章を作成する際に注意することや、翻訳を依頼する際に知っておくべきことが見えてきます。 ■ トランスレーションとは…

その痛み、外国語で伝えられますか

海外に滞在中、急な体調不良で冷や汗を流した経験を持つ人は多いことと思います。病気や怪我はいつでも経験したくないものですが、それが見知らぬ土地で起こったとしたら……。「痛み」を母国語以外で説明するのは、まさに苦痛以外の何者でもありません。医師に的確に「痛み」を伝えるには、どうしたらよいのでしょう。 ■ 痛みを伝えるのって難しい…

翻訳の質の数値化は可能か?

グローバル化が進行し、世界中の情報の受発信が可能になった昨今、翻訳の必要性が増しています。大量の情報の翻訳を素早く、という需要に応えるため、機械翻訳やコンピューター支援翻訳も登場してきました。しかし、翻訳を行うのが人間でも機械でも、翻訳には「質」が求められます。誤訳がないことはもちろん、適切な用語が使われているか、依頼内容に合致しているかなど、多様な要望を満たした訳文が評価されて初めて、それはよい翻訳と言えるのです。…

メンタープログラム – 先達の知恵を活用

メンタープログラムもしくはメンター制度という言葉を耳にされたことはありますか?一般的には、先輩と後輩がペアになってスキル向上や人材育成を図る手段として知られています。 知識や経験豊かな先輩社員(上司とは別)をメンター、後輩社員(新入社員)をメンティーとして、業務上の課題の相談・アドバイスや精神面のケアを行う制度として、近年、企業にも広く浸透しつつあります。…

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